記事一覧

現代日本人と神風連

アイコン

「私が思うには、彼らは私などの哀悼を受けるのを、決していさぎよしとはしまい。私だけではない。もし、墓場から呼び起こしてくるならば、彼らが現代日本人のすべてを指弾して、一人の例外も設けないことはおよそ確実である。なぜなら、私たちは、この国の文明の状態を、とうてい回復不可能の距離まで引き離してしまったばかりでなく、そのことを憤って窮死した現代日本人の例を私たちは一人として知らぬからである。」(神風連とその時代、渡辺京二著)

烈士らが今の我々と築き上げた日本の姿を目にして、その反映の仕方について賞賛はあるまい。
尽くに古きものを脱ぎ捨て、消えかけた古来我々の祖先が伝えてきた“倭心”も、今はすっかり薄らいで、国への誇りも意地も果たしていくら、継承できているのか怪しい所。
斯く言う私もいい加減現代の文明の利器に馴染みすぎて、古風な生活は到底出来ぬだろうし、そうした思想も程遠く歴史の学問でしかない。
神風連を学ぶ上で、一番難儀する所がこの時代というものである。
400年、200年、100年、50年・・・50年前といわれても、当時の日本人の心情がどれ程理解できたものか。
現在においても、他者の思惑や心理など易々解読は出来ないのである。それを時代を遡って、神風連という異色とも言われた人々に理解を持とうとするのだから、並大抵のものではないと、端から覚悟が必要であろう。

いくら時間を要しても、「回復不可能の距離まで引き離してしまった」その傷口を僅かないと修復する糸口を見出したいものである。


にほんブログ村 幕末・明治維新

Links:超スーパーコピー時計,タグホイヤー スーパーコピー,ウブロコピー