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命がけの主張

敬神党一党の挙兵には確かに一般的に考えられる要因として、明治政府の欧化と諸国に対する従属的な姿という事実を目の当たりにして、代表的な廃刀令・断髪令といった、かつて尊皇攘夷を唱え討幕に至るその政治的な争点すら無いに等しい政策を打ち出す維新政府に対する憤激と民族精神が損なわれる危機感募らせた事が挙げられる。
不平士族の反乱と位置づけるには、余りに特異な烈士等の思想。
それを石原氏遺児である石原醜男氏が記した神風連血涙史ではこう書かれている。

思うに、天下は一人の天下ではない。
天下の天下であるとするは、支那や西洋の事である。(※1)
我が大日本帝国は正に上御一人の天下である。
否、上御一人の太祖たる天祖天照大神の天下である。

会の始めにも紹介したが、天皇を神とした明治政府に対し、烈士等のその位置づけは、あくまで天照の神慮を伺い我々大衆にそれを広め政と成す最高神官としての天皇であり、そうした立場の天子に従う意味合いでの天皇制だと信じ尊攘を掲げたのである。
当初の攘夷思想を置いて、開国を成し西洋文化を取り入れ、新たな国家神道を立ち上げ、信仰そのものまで曲げてしまった政府に対する絶望を見ても、双方の対立が起るは当然の事であろう。

更に、石原氏の書かれた文を見ると、烈士等の懼れと怒りが単純に「武士の」刀を奪われた事によるものではない事は明白である。
こうした、主義主張は現代にあって和洋文化の混合生活に生きる我々には中々理解し難い。
理解し難いからこそ、今日本人の民族精神そのものが衰退する中、改めて烈士等の命がけの伝承を調べ、僅かでも知る必要があると思われる。132年目に掛かる偲奉会の本年は、更に深く伝えていく事を目標とし、烈士等の熱誠に倣って学んで行きたいものである。

※1
現在の中国の事を、かつて日本では支那と呼んでいました。
資料はあくまで、その時々の時代背景を反映する地名、表現をそのまま記載しておりますので、御了承ください。

参考:神風連血涙史 石原醜男著


しげはる

神風連を詠んで

若き子を今日先立つ命父母の
 こころを思えば悲しきろかも
        樹下一雄氏

父母への忠孝を大事として、自然を崇拝しその中に流され
生きた時代。古きよき時代です。
現代において、科学の進歩による汚染や心身の病と戦う中、こうした古きよき時代の風景を描き、その中に感じられる失われつつある日本独自の民族意識を少しでも取り戻し、彼らが明治維新後懸念した思想や文化の消滅を避け、国際社会という枠組みの中で、独立した主義主張を以って生まれ変わりたいものと思っております。
似たような印象を長州・吉田松陰の“親思ふ心にまさる~”の有名な詩に感じます。
何時の時代も親子や地域の結びつきを大事にし、日本らしさを広め本当の意味での復古を期待しつつ彼の和歌を紹介しました。


しげはる

会員名簿更新

神風連偲奉会の会員名簿を更新しました。
此の度参加された方の御紹介を致します。
皆さんどうぞ、同志として盛り上げて参りましょう!

<申請日/御名前/御住い>
1月20日 三島月乃殿 愛知県
1月20日 土方未来  三重県 
1月22日 米村吉輔  沖縄県

宜しくお願い致します。


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苦しい時代こそ見えるものあり・・・

自民党の松浪健太内閣府政務官は13日、衆院本会議での平成20年度第2次補正予算案の採決時に退席し、棄権した。松浪氏は退席後、記者団に対し、「定額給付金に対し、民意が離れている。補正予算案から切り離すべきだ。苦渋の選択だ」と述べた。自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相氏との連携や自身の離党は否定した。(産経より抜粋)

話題の定額給付金。
必要だと到底思えませんし、もっと予算を傾けるべき事項は山積している筈。雇用という社会的な格差が深まる大問題を抱え、世間は混乱真っ最中だというのに、給付を貰う貰わないを未だに持ち出したり・・・何をしているのか。問題視する程度の低さに唖然としながらも、定額給付は天下りを潰して無駄な税金をなくしてそこから捻出して欲しいものです・э・
一日一日、働いて・・・生活していく我々一般庶民。
本当に求めているのは僅か¥12,600ぽっちのエサではない。
一番欲しいのは安定した普通の生活が出来る幸せだろう。
その小さな幸せあっての国と考え、必要なものは何であるのか、きっちり優先順位をつけて欲しいものです。
いまいち、けじめの無さを感じる日本、先々を案じるこの頃であります。

神風連烈士和歌~特別~

天照らす神を齋ひて民安く国治まれど世を祈るかな
               太田黒伴雄
よもの国なびかぬくさもなかりけりたつや錦の山の神風
               加屋霽堅
この春も何か祈らむ久方のあまつ日嗣の御世の栄えを
               阿部景器

新年明けましておめでとう御座います。
さて、此の度は3首程、和歌を紹介しております。
元旦のものや、これからの我国を安んじ詠われたものなど、新年に
神風連烈士を紹介するにあたり、近年の世界恐慌に並ぶ不況が僅かでも終着に向かってくれるよう、神明に祈るのみであります。
こういった、危機的な状態であるからこそ、それぞれの国が“らしさ”を取り戻して頂きたいもので。
今年は一層日本人の精神そのものが強く復古に近づくものである様、祈念して新年の御挨拶代わりにとさせていただきます。

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