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輪廻

旧暦9月24日、太田黒加屋を始めとする170余名の人々が古来から携える武具を以って欧化に染まる明治の日本兵に攻め寄せた事変。それを一党に決断させたものは宇気比という一つの占いともいえる儀式であった。
彼らは、肥後の人々は他藩の資料からは余り見られぬ神慮に基づいた行動が所々で目立ち、現代人では理解し難い心理である。
占い好きの男女は今にも居ようが、しかし命がけで戦に向かう様なものはなかろうと思う。だからこそ、この宇気比というものが異質に思えるのも現代の我々としては当然であろう。

話は戻るが、この宇気比によって神慮を得、己の先を定める行為はこの義挙の後も烈士等によって行なわれている。
その中でも重鎮であった緒方小太郎という人物の行動は、彼らの信奉するものへの重さが知れる貴重な資料である。
神風連(敬神党)の参謀格であり、実に一党の中枢として志士らを動かし指導に当たった緒方氏だが、義挙に敗れ一党が散り散りとなって後、自首して政府より終身刑の判決を受けている。
彼は一党が重んじた「宇気比」に従い、戦うか否かの究極の選択を行なったのである。その結果が彼を大正の時代まで生き延びさせたのだが、彼らの凄い所は武士としての矜持だの玉砕だのよりも、まず日本人が古く信仰していた「神慮」を絶対と従った所だろうか。
他の志士とは違う、譲れぬものを持っていたからこそ、異彩を放つ戦いと称されるのだと思う。

前回も述べたが刀一つに対する、彼らの思いは実に崇高で、武士の魂と例えるものとも違う、神から国体護るべく与えられた神器であったのだろう。神という大いなる自然そのものを崇敬する烈士らにとって、武士道よりも神慮は大きなものだった事が容易に想像できる。
神風連の人々の宇気比に対する信仰は、我々現代人にとって羨ましい気もする。物資が溢れ、情報も欲しいものは難なく手に入る時代。一件満たされた環境に見えるが、現代日本人はもしかしたら、烈士等の様な、命がけでも護ろうとする古来の信仰に立ち返る事を自然求め始めているのかもしれない。
と、感じるこの頃である。

憂う事が多い日本人

宮崎駿氏が、麻生太郎首相がマンガ好きを公言していることについて記者から質問され、「恥ずかしいことだと思う。それはこっそりやればいいこと」と答えた。それ以外は語らなかったが、ネットでは、「オタク批判か?」「おまえが言うな!」といったカキコミが出て、宮崎監督の発言の真意を巡って大混乱している。
(J-CASTニュース抜粋)

正直にどうでも良いことですが、個人趣味を国家首相が公言する事と、この位の事で誹謗批判のネタとして騒ぐ方々と双方同じ様に見える気がします。
もっとマスコミの皆さんにも、先を担う青少年の為に是非とも他者を簡単に非難したり見下げさせる様な文言を使用しない様、ご注意願いたいと思うのであります。

漫画好きな首相。給付金をばら撒くよりも年金や福祉にしっかり使って欲しいものです。あと、税金上げる前に無駄な血税を使う方々の整理を是非にと願いますがな・э・

素朴に思うこと

桜山すめら御神のしたくれば
けふのまつりに我わたるなん

木庭保久 和歌

桜山神社という場所に、烈士等が祭られているのは
御存知と思う。
烈士等の和歌にも桜山という名がチラホラ登場するが、
地名を出しているだけなのか、彼らにとって信仰のあった
場所なのか・・・。あの社そのものの歴史は殆ど皆無であり、
今後どうにか調べてみたいところでもある。
神風連一党にとって、藤崎や新開と同じく何らか特別な地であった
のか。真に興味深い所だ。